普段、調剤薬局でお客様と接客して、私達スタッフが一番心掛けている事は、

お客様が「伝えたい事」、「本当に言いたい事」を、正しく把握することです。

ややもすると、我々医療関係者は、自分の考え方や方針を一方的に伝えがちの傾向があります。

私も医療機関に受診した時に、「先生に自分の言いたいことの半分も伝わらなかった」と言う思いを、度々経験したことがありました。
その時に感じたことは、相手とのコミュニケーションは、伝えることよりも、まず聴く事である…と言うことを再認識しました。

私は、ネット通販の良い所の一つに、


「口で言いにくい事でも、文章でなら上手く表現できる」


と言う部分があると思います。

これだけ、メールが浸透した社会です。口頭で言うよりも、むしろ、メールでの文章の方が、上手くコミュニケーションが取りやすい一面があるのではないでしょうか?

「電車男」もメールで構築された人間関係だったからこそ、真剣に相談に乗って上げられたり、面と向かって口では言いにくいこと、口に出すとカドが立つ様な話しも、メールだからこそ、意思の疎通が出来たのではないでしょうか?

「一番のお悩み、医師からの診断名」の記入に際して、上手く書き込める、ちょっとしたコツがあります。ご参考下さいませ。

  • まず、一番のお悩みの状態の「何処が…」或いは「何が…」を明確に意識してみましょう。
  • 次に、その状態が、「いつ頃から始まったのか?」「思い当たるキッカケは?」を考えます。
  • さらに、「どの様につらいのか?」、を上手く表現して頂けると有り難いです。
  • また、どの様な時に、「悪化するのか?(又は楽になるのか)」、例えば、梅雨に体調を崩す、1日で内で午前中にズキズキ頭痛がする、風呂に入ると肩こりが楽になる、温めると腰痛が軽くなる等々です。

以下に、いくつか実際に申し込みフォームに記載された「お悩みの文章例」をサンプルとして、列記しておきますので、ご参考頂ければ幸いです。(掲載に当たり、ご本人の了解は取り付けてあります)

【記入例1…良い例】

私は、5年来の腰痛持ちです。整形外科で治療中です。梅雨のジメジメした季節になると、腰ばかりか肩や膝まで重だるくなります。腰の痛みは、温湿布を貼ると少し楽になります。特に腰のねじる動作をするとズキンと痛みが走ります。その他の気になる所は、最近、性欲が低下した様に思います。また、心なしか頭髪も薄くなった気がします。小便の回数も夜になると近くなります。宜しくお願い致します。

【記入例2…良い例】

冷え性で困っています。出産をキッカケに腰から下がとても冷えます。夏でも靴下をはかないと眠れません。冬になるとかかとがガサガサしてきて、ひび割れて痛いです。ファミリーレストランのドリンクバーでも、冷たい飲み物は、一切飲みません。育児疲れもあると思いますが、とにかく疲れやすく、すぐため息をつきます。

※何処が、いつ頃から、どの様にお困りなのか?具体的な記載がありますので、


お悩みの深刻さが、こちらにも伝わってきます。


お悩みの状況がビンビン伝わってくると、こちらのモチベーションも上がり、
何とかしてしてあげたい!となるのは人情です。


次に、あまり好ましくない例です。

【記入例3…好ましくない例】

水虫、漢方薬で治りますか?医者には行ってません。

【記入例4…好ましくない例】

不眠症

※一応、お悩みの状況は解りますが、具体的な記述がありません。

例えば、不眠症でも、虚証から中間証→実証に至るまで、漢方薬の選択肢は、大体、8種類は候補が上げられます。次に続く「確認事項」のチェック項目から類推することになりますが、


やはり、率直な文章表現、お客様の生の声が、一番こちらに響きます。

以上の例をご参考に、出来るだけ、現状のお悩みを入力して頂ければ幸いです。
内容に関しては、個人情報保護法により、決して外部には漏れない様に配慮してありますので、ご安心下さいませ。

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