「自分の舌の色を見るなんて、どんなふうに見たら解らないよ…」と言うお客様の為に

「申し込みフォーム」のチェック項目に並べている「舌画像」と「自分の舌の色」を上手く照らし合わせる為に、ここでは、自分の本当の舌の色を簡単にチェックできる裏技をご紹介します。





私が所属する漢方の勉強会では、舌の色を客観的に評価するにはどうしたら良いか?

と言う問題を真剣に取り組んでいます。

その為には、薬剤師の中だけで自己完結しているだけでは、なかなか道が開かれません。

最近は、色彩検定の資格を有する、カラーコーディネータの先生を講師に招いて、

「色彩学」の基礎から実践まで、セミナーで勉強しています。

↓↓下記の、舌画像をご覧下さい。↓↓
皆様が自分の舌の色を観察する際、その色彩に影響を与えてしまう、非常に大きな要因があります。

それは…、


観察する光源の種類によって、本来の色彩とは違った色で見えてしまう事です。


上に示す3種類の舌の写真は、どれも同じ人の画像です。


左は白熱電球で撮影し、同様に真ん中は、蛍光灯、右はハロゲンランプです。


如何でしょうか?それぞれの光源の波長特性により、白熱電球は、赤っぽく写り、蛍光灯は、紫色に写り、ハロゲンランプは、黄色みを帯びて撮影されてしまいます。

この事は何も難しく考える事はありません。日常生活でも、こうした色彩学の応用は、色々な所で使われています。例えば、スーパーの精肉売り場では、陳列棚にあるパック詰めされた食肉を、より赤々と美味しそうに見せる為、我々消費者側からは見えないように、赤いライトを照明として採用しています。また、枝豆を入れているネットも、緑色です。これが、もし赤いネットだったら、あまり美味しそうに見えませんね。

以上のように、光源の違いによる舌の色彩の変化は、我々漢方薬を実践する者にとって、本当に死ぬほど重要な、知見です。

なぜなら…、


赤っぽく認識すれば、身体に熱を抱えている体質を疑い、
同様に、紫色っぽく見えれば、ドロドロ血の体質を、
また、黄色く見えれば、ネバネバ体質と判断してしまうからです。



と言う事は…、必然的に…、


「証」を見誤り、間違った漢方薬を選んでしまう可能性がある!


と言う事です!………ではどうしたら良いのでしょうか?………みんなで知恵を絞り出しました。
前述したカラーコーディネータの先生にも相談し、試行錯誤の日々を重ねました。

その結果、

「色彩学」では、光源の違いによって、どのようにでも見えてしまう物体の色に対して、一定の評価基準を設けています。その為の正式な機関があり、色彩の定義が成されています。
いわば、「色彩の総本山」とも言うべき組織です。


国際照明委員会(通称:CIE)は、「色」という物を次の様に定義しています。


色彩の正しい評価法は、良く晴れた日の「北窓の昼光」で観察した時の色味をその物の色と定義する。

簡単に言えば、晴れた日のお昼頃に、北の窓から降り注ぐ太陽光に照らされた時に、観察した色がその物の色である。と言う訳です。何故、「北窓」かというと、一日を通して、最も安定した太陽光が得られるからです。

我が国においても、JIS規格は、これに準じており、JISZ:8105で定義されています。


つまり、この評価法が、国際基準という訳です。
舌の色を観察する時も、この評価法で観察する必要があります。


もし、今、このページをご覧頂いて、「申し込みをしてみようかなあ…」と考えて下さっているアナタ、
今の時間が、夜ならば、グッとこらえて、北窓で観察しなくても結構ですから、出来るだけ、朝の太陽の日の下で、手鏡を持って自分の舌の色を見てみて下さい。


それが、アナタの本当の舌の色です。


申し込みに際して、大変お手数をかけて恐縮ですが、その色や形に一番近い画像を選択して、送信ボタンを押して頂ければ幸いです。

【その後の…後日談】

私たち漢方薬を学ぶ者は、時として数千年前から伝承されている、古典を読む機会があります。

最近になって、『弁舌指南』と言う、舌の観察法が記載されている書物を読む機会がありました。歴史的に見て、当時は電球も蛍光灯もなかったはずです。夜間の照明は、ロウソクなどが使われていた物と考えられます。

文中、舌の観察法の所に、「舌の色を見る時は、必ず、太陽の下で舌を出して、見る事…云々」 と書かれていました。恐らく当時から、ロウソクなど別の光源で観察した時の色の違いに気付いていたのでしょう。私の漢方薬の師匠は、常々、「古典へ帰れ」と説きます。この他にも、先人たちは、実に多くの貴重な教えを我々に残しています。その量は、残りの人生を全て使っても読み切れないほどです。

東洋思想のナンと奥深い事でしょう。これからも、未熟者ですが「漢方道」に精進していく所存です。


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「最後に…裕子からの一言」
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これからも、一人でも多くのお客様と知り合いになり、健全で安全な漢方薬の供給に努力して参ります。
浅学非才ではありますが、今後とも宜しくお願い申し上げます。(店主:照沼裕子)







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